こんにちは、きじわかです。
今回は「草野球 初心者向け記事」シリーズで、
「野球未経験者におすすめのポジション」というのをお伝えしていこうと思います!
結論:ライトがおすすめ。理由も解説。
もう普通すぎる結論で申し訳ないレベルですが、野球未経験者が草野球を楽しむ場合、最初は「ライト」がおすすめです。
「ライパチ(ライトで8番打者)」なんていう下手な人間の代名詞的な言葉があるくらい、「守備が得意でない人間はライトを守る」というのは一般的ですよね。
実際、そこまでレベルが高くない場合は一番リスクの低いポジションはライトだと思います。理由は以下で解説します。
おすすめな理由1:単純に打球が飛んでくる回数が少なく、強い打球も少ない
草野球の場合、右バッターの比率が高いです。体感だと7〜8割くらいは右バッターじゃないでしょうか。
若い世代ほど「右投げ左打ち」の比率が高まる傾向にある気はしますが、少なくとも40代以上の方々の場合は「右利きは右打ち」「左利きは左打ち」ということが非常に多い印象です。
そもそも左利きの方は11%程度しかいないということもあり「対戦するバッターの大多数は右バッター」と考えて差し支えないと思います。
一般的な草野球のレベルですと「芸術的な流し打ちが武器」と言う方は少ないので、「右バッターは左に引っ張る」「左バッターは右に引っ張る」というケースが多いです。
必然、打球はレフト方向に偏ることが多く、ライトの守備機会は少なめになります。また、強い打球が飛んでくる頻度も低めになりますね。
おすすめな理由2:細かい動きが要求されない
ライトを含め、外野は内野に比べて細かい動きが要求されません。
内野の場合はベースカバー等が必要になってきますが、外野の場合はせいぜい打球や送球のカバーに入るくらいで済みます。簡単にいうと「バックアップに入るだけでよい」というケースが圧倒的に多いですね。
意識しなければいけないことが少ないので、シンプルにプレイできますし、チームに迷惑をかける危険性も低くなります。
まとめると「守備機会が少なく、シンプルにプレイできる」。
以上の理由で、ライトをおすすめいたします。
どうしても内野がよければセカンドかな……。
ただ「フライがめっちゃ苦手だよー」とか「どうしても内野がやりたいんじゃ!」と言う方もいらっしゃると思います。
その場合はセカンドがおすすめですかね。外野に比べると大変ですが、内野の他のポジションよりは対応しやすい……はず。
草野球でファーストやレフトは重要だよ。
ちょっと話が逸れてしまうんですが。
プロ野球やゲームの知識があると「守備が苦手な人はファーストやレフトの方がいいんじゃ?」と思う方もいるかもしれません。
でも、草野球だとファーストもレフトもめっちゃ大事です。ちゃんと守れる方を配置した方がよいと思います。
ファーストが大事な理由
それこそパワプロとかだと「ファーストなんて捕るだけやんけ! 守備力も肩もいらんし、打てればOK!」みたいな風潮があるかもしれませんが、草野球だとファーストの守備はめっちゃ大事ですよ。
草野球の場合、ピッチャーが四球連発で自滅することも多いですし、エラーも悪送球も多いです。
そんな中、内野ゴロを打たせたときは是が非でもアウトを取りたいところですが、ファーストがミスをするとそれもままならないです。つまり、捕球が苦手な人間には任せられないポジションなわけです。
ファーストは「普通の送球は確実に捕る」「難しい送球もなるべく捕る」というのが大事で、初心者にはハードルが高いですね。
逆に捕球が上手い人がファーストをやっていれば、内野は安心して送球できるので、精神的な負担が軽減され、必然悪送球も減ります。取るべきアウトがしっかり取れるようになりますね。
そんなわけで、ファーストには一定以上のスキルのプレイヤーを配置することを推奨いたします。
レフトが大事な理由
レフトが大事な理由は「ライトがおすすめな理由」の逆ですね。
つまり、「守備機会が多い上に、強い打球が飛んでくる」んです。
右の強打者が多いチームと対戦するときは恐怖ですよね。とんでもない大飛球が襲ってくることもしばしばです。ここはある程度守れる方を配置したいところです。シンプルに大事なポジションですね。
ライトを守るときの具体的なアドバイス
では、話をライトに戻して、守るときの具体的なアドバイスを書いていきましょう!
フライは捕れなくてもいいから、後ろにそらさないように気をつけよう!
はっきり言って初心者がフライを捕球するのは簡単ではありません。
イメージとしては、パワプロの「落下地点表示なし」みたいな感じですね。「え、どこに落ちるの!?」となると思います。
慣れていけばフライも捕れるようになりますが、最初は難しい方が多いのではないでしょうか。
初心者がライトを守っている場合、フライを捕球することが難しいのはチームメイトもわかっています。なので、フライが捕れなくても、最初はそこまで気にする必要はないと思います。
ですが「フライは捕れなくてもいいから、後ろにはそらさないようにする」というのは是非意識して欲しいと思います。
後ろにそらすと、シングルヒットだったはずの打球をランニングホームランにされてしまう恐れがあります。
草野球のグラウンドの場合、2面がつながっていることがよくあります。
上のグラウンドを例に挙げますと、下手にボールをそらすと逆側のグラウンドの方に転がっていってしまいます。こうなるとランニングホームランにされてしまうことは必至です。これだけは避けたいですよね。
対策としては、以下の二点ですかね。
- チームメイトに守備位置を指示してもらう
- 前進しすぎず、ちょっと深めに守る
チームメイトに「もう少し後ろ!」とか「もっとライン際に!」とかを指示してもらって、守備位置を調整しましょう。
最初はどのあたり守ればいいのかわからないことも多いと思いますので、チームメイトの指示に従っていきましょう。
また、打球が飛んできた場合は「無理して前進しすぎない」というのも大事です。下手に前進しすぎると、バンザイしたりするリスクが大きく高まります。
「(ほぼ)確実に捕れる!」と思ったとき以外は、最初はリスクを冒しすぎない方が安全ですね。もちろん、捕れると思ったら積極的にプレイしましょう!
ちなみに、ゴロも同様ですね。「後ろにそらさない」を意識するようにしてください!
カバーをしっかりしよう!
仮にフライを捕れなくても、チームに貢献することはできます。
「他のプレイヤーのカバーをする!」のです!
前を守るセカンドやファーストに打球が飛んできたら、「ミスが起こるかも……」と思って後ろのゾーンをカバーしましょう。仮にセカンドがゴロをトンネルしたら、その打球を速やかに捕れるように準備しておくのです。
また、「ファーストへの送球のカバー」にも入るようにしましょう!
具体的には、以下のようなエリアをカバーする意識ですね。
「悪送球等でファーストが捕球できない」というケースは頻繁に発生します。送球の延長線上のエリアをカバーできるように、内野ゴロの際には図の青丸のあたりに走りましょう! きれいにカバーできればチームに貢献することができますよ!
できる範囲で慣れていこう!
上にも書きましたが、フライは慣れれば捕れます!
試合前のアップの時間にフライを打ってもらうとか、試合以外の日に練習するとか。練習すれば必ず成果が出ると思います。
フライを捕れると、めっちゃ気持ちいいです。練習して、捕れるようになっちゃいましょう!
その他、「プロみたいに送球のモーションに入りながらゴロを捕る」とか「犠牲フライに備える」とか「ライトゴロを狙う」とか楽しめるポイントは色々あると思います。
自分のペースでいいので、是非ライトの守備に慣れていってください!
では、良い草野球ライフをお過ごしください! また次回!