こんにちは、きじわかです。今回は草野球において避けることができない「攻撃側審判」について書いていきたいと思います! しっかり準備しておきましょう!
草野球の審判は「派遣審判」と「攻撃側審判」に分けられる
草野球において、審判は大きく分けて二種類存在します。
- 派遣審判
- 攻撃側審判
「派遣審判」は、専門の方に審判をお願いする形ですね。自分は「首都圏野球審判協会」さんにお願いすることが多いです。他にもいくつか団体がありますね。
料金は大体1試合7000円くらい。ある程度費用はかさみますが、しっかりとジャッジしてもらえて、試合を任せられる安心感があります。
次に「攻撃側審判」。これは文字通り「攻撃している側のチームから審判を出す」スタイルです。費用は発生しませんが、自分も審判をする可能性が出てきます。
実際問題、「チームに所属している1プレイヤー」という立場では「派遣審判がいい」「攻撃側がいい」というのは選べず、チームの方針に従う形になります。期せずして審判をする場合もあるでしょうから、事前に準備をしておきましょう。
攻撃側審判の基本的な流れ。
攻撃側審判は「前の回のラストバッター」が務めることが多いと思います。
4番から攻撃が始まる場合、前の回の最後のバッターである3番打者が審判を務めることになります。
自分の場合はできるだけ審判はやりたくないと言うのが本音ですので、2アウトで打席に向かう時は緊張します(笑)。うまく出塁できれば良いのですが、できなかったときには諦めて審判をすることになりますね。
なお「ピッチャーがラストバッターだった場合には、審判を免除する」というのも一般的かと思います。その場合は、その直前のバッターが審判をすることになります。ピッチャーはイニング間は休ませてあげよう……という優しさですね。
基本は1イニングの間は審判を続けることになりますが、「打者一巡の猛攻」などが発生した場合、自分の打席が回ってくることもありますね。その場合は、途中で交代したりすることもあります。
審判をするときに、意識すべきこととは。
では、「攻撃側審判」をするときに意識すべきことを確認していきましょう!
一貫した判定基準で臨もう!
これが一番大事なことですね。「一貫した判定基準」が何より大事です。
「あのときはストライクだっだけど、今回はボールかよ!」となってしまうと、打者も投手も困ってしまいます。もちろん完璧に、というのは難しいと思いますが、できるだけ一貫した判定基準で臨めるようにしましょう。
なお、おすすめは「ちょっと広めのストライクゾーン・やや相手有利な判定基準」です。
草野球の場合、投手のコントロールが乱れてストライクが入らなくなることは珍しくありません。試合のテンポを考えると「やや広めにストライクゾーンを設定する」方が良いかと思います。
また、「迷ったときには相手チームに有利に判定する」というのも良いと思います。ストライク・ボールの判定やアウトセーフの判定では、「ん? どっちだ? どっちだ?」と誰もが悩む場面が発生します。
そんなときには思い切って「相手チーム有利」に判定すべきだと考えます。微妙な場面で立て続けに自チームに有利に判定すると、相手チームが変な空気になることもあります。こうなると、試合全体の流れが悪くなる恐れが出てきます。
攻撃側審判の1番の役目は「円滑に試合を進めること」です。そのためには、「どちらとも取れる」というレベルであれば、相手チームに譲るべきだと考えます。
シビアな判断が求められるレベルの試合であれば派遣審判を頼むなり、第三者に依頼するなりすべきです。基本はフラットに判定すべきですが、微妙なときには相手チーム優先で対応しましょう。
また、どの判定においても「毅然とした態度で行う」ことも意識しましょうね。
ストライク・ボール・アウトのカウントをしっかり覚えておく!
非常に地味な話ですが、「ストライク・ボール・アウトカウント」はしっかり覚えておくようにしましょう。油断していると、結構わからなくなります。
一番確実なのはインジケーターを用意することですね。
これがあれば間違えることはありません。大した価格ではないので、チームに一つ持っておいてもいいかもしれませんね。
インジケーターがない場合には、毎回しっかり「カウントを言う」というのを意識すべきですね。毎回言っていれば、さすがに忘れないと思います。
なお、自分含めて一定以上の年齢の方ですと「ストライク→ボール」の順番にコールしてしまう方もいると思いますが、今は「ボール→ストライク 」の順ですのでご注意ください(笑)。冗談みたいですけど、「ツースリー」とか言う方はまだまだ多いですよね。
しっかりとジェスチャーをする!
セーフやアウトのときにはしっかりジェスチャーをする方が多いと思います。
セーフ! のジェスチャー
ただ、「ストライク・ボール」の判定の時には意外とジェスチャーをしない方も多いですよね。野手からするとわかりづらいので、しっかりジェスチャーをするように意識しましょう。
以下の動画がわかりやすいと思うので、是非チェックしてみてください!
難しいルールは予め確認しておく
全てのルールを網羅することは難しいですが、「わりかし発生するけど、細かいことがわかっていない」ルールについては確認しておきましょう。
たとえば「インフィールドフライ」「振り逃げ」とかですね。結構発生しますが、細かい部分についてしっかり把握していますか? 自分は正直怪しいです……。
自戒を込めて、今一度野球のルールを確認しておきましょう!
試合球はすぐに取り出せるようにしておこう!
試合球の管理も審判の仕事ですね。
多くの場合、「両チームから新球を2つずつ、合計4つ」の試合球が用意されていると思います。
ファウルでボールが転がっていった場合や、ボールが濡れたり汚れたりした場合に、すぐに新しいボールを取り出せるように準備しておきましょう。基本はお尻のポケットに入れておけば良いと思います。
その他、「汚れたボールを拭いてください」と攻撃側チームのベンチにいる人にお願いする必要が出るケースもあります。気にしておきましょう。
打球の直撃に注意しましょう!
「攻撃側審判」の場合、キャッチャー用のマスクだけを着用して臨むことが多いと思います。プロテクターを付けていくことはあまりないのではないでしょうか。
基本的には「我慢する」しかないのですが、当然ながら打球が直撃すると痛いです。油断せずにいきましょう。
なお、スロートガードがついているタイプのマスクならいいのですが、付いていない場合は「喉への打球直撃」が発生する可能性があります。
角度的に、キャッチャー以上に喉に直撃する危険性が高いです。スロートガードがない場合には「マスクの下の方を掴んで、腕で首を守る」のがお勧めです。もちろん、手を怪我しないようにも気をつけてくださいね。
審判を楽しもう!
ということで、攻撃側審判について見てまいりました。
最初の方でも書きましたが、正直審判はしたくないです(笑)。が、やらざるを得ない場面も当然出てきますので、その場合は腹を括って審判を楽しむようにしたいですよね。
プロの審判でも判定を間違うことは珍しくありません。ある程度は「ミスジャッジも野球の一部」と思って、気楽に且つ真剣に審判を務めましょう!
では、また次回に!