草野球の話

草野球の謎の儀式!? エール交換について解説します。

こんばんは、きじわかです。

今回は「エール交換」について書いていきたいと思います。

自分の場合、野球経験がまったくなかったのもあって最初は面食らいました。そのあたりも含めて書いていければと思います。

エール交換とは?

「エール交換」とは、草野球の試合後に各チームがベンチ前で円陣を組み、「フレーフレー○○(相手チーム名)!」や「○○ファイトー!」と相手チームにエールを送る儀式(?)です。

ベンチ前でこんな感じに円陣を組みます

勝敗には関係なく、相手を称えるために行うものですね。

軽く調べ直した限りでは「主に関東地方の草野球で行われている」ようで、地方によっては「そんな風習はない」という地域もあるようですね。

自分が主に活動している東京では、比較的メジャー……というか、ほぼ確実に試合後にエール交換をしております。公式戦ではなくてもやります。ただ、馴染みの対戦相手とかだと省略することもありますね。

知らないとびっくりします。

これ、知っている人からすると常識なのですが、知らない人からするとびっくりですよね

あー、試合終わったー。楽しかったなー。さて、グラウンド整備に……ってあれ!?

なんか両チームともベンチ前で円陣組んでる……?? え、叫び始めた!?

となると思います。やっていること自体はシンプルなんですけどね。

あと、結構発生するのが「どっちが先にやるんだ……?」と若干探り合いになるケースですね。お互いにチラチラ見たりしつつ、謎の時間が流れます。

具体的な流れも一応お伝えします。

エール交換の具体的な流れは以下の通りです。

1.試合終了後、自陣のベンチ前で円陣を組む

2.代表者1名が「フレーフレー○○!」 もしくは「○○ファイトー!」等叫ぶ(○○には相手チーム名)

3.チームメイトが同じ言葉を一斉に叫ぶ

4.それを受けた相手チームが拍手等で応える。

5.今度は相手チームからのエールがくるため、同じ流れで拍手等で応える

6.終了後、速やかにグラウンド整備&片付けに移行する

という感じです。シンプルですね。もし細かいことがわからない場合には、相手チームの真似をすれば大丈夫です。

また、細かい言い回しを過度に気にする必要はないと思います。気持ちが大事です

念のため注意事項もお伝えします。

個人的には注意事項は一点だけです。

「相手チームの名前をちゃんと把握しましょう」

これに尽きます。

草野球で初回対戦だと、名前をちゃんと把握できていないこともあると思うんです。もしくは「なんとなく略称で呼んでいる」とか。

普段はそれで問題ないのですが、エール交換でその状態だと結構困ります

仮に「クリーブランド・インディアンス」というチーム名だった場合、

あれ……くりー……なんちゃらインディアンス……クリなんだっけ……??

となると、不穏な時間が流れてしまいます

上の例だと「インディアンスー! ファイトー!」だけでもなんとかなりますが、草野球のチーム名は結構特殊なものも多いので「略称で呼ぶ」作戦が通用しないこともあります

可能な限り正式名称でエールを送った方が失礼ではないと思いますので、特に代表の方(最初にエールを送る方)は相手チーム名をしっかり覚えておくようにしましょうね。

長いチーム名だと途中で噛んだりすることもあると思いますが、気にせず勢いで乗り切りましょう。よっぽどじゃなければ強引なドリブルで突破できます。自信を持って叫びましょう。

とはいえ、今後どうなっていくのか……。

ということで、「エール交換」について書いてきました。

ただ、ウィズコロナの昨今、「密接して叫ぶ」という行為は避けるべきな気もします。整列して、ディスタンスをとって叫ぶと言うのも変な気もしますし……。

このあたりは、今後の動向を確認しつつ、追記していきたいと思います。

それでは、また次回!